地元の知恵にふれる校外学習 〜ソテツの実で「シンガイ」作り〜
6月20日木曜日、小学3,4年生は地元・生勝(いけがち)地区の方々にご協力いただき、奄美大島に古くから伝わる「シンガイ」作りに挑戦しました。「シンガイ」とは、ソテツの実を使って作るおかゆのような伝統食で、かつては島の貴重な食糧のひとつでした。現在では、シンガイを作る人も少なくなり、実際に体験できる機会はとても貴重です。今回は、生勝地区に今もその技術を受け継いでいる方に教えていただきながら、子供たちは一つひとつの工程を丁寧に体験しました。ソテツの実の処理には、毒抜きや乾燥など、時間と手間がかかります。子供たちは「昔の人はすごいね」「こんなに大変なんだ」と驚きながらも、真剣な表情で取り組んでいました。最後には、ほんのり甘くてやさしい味わいのシンガイをみんなで味わいました。地域の方々の知恵や暮らしにふれることで、子供たちは食や命の大切さ、そして奄美の文化の豊かさを肌で感じることができたようです。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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